渡辺浩二設計室 別館 

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竜巻に備えて

地震、風に続いて、今回は竜巻についてです。


ワイドショーなどで、竜巻の話題に併せて、「これからの家には竜巻に対する備えも必要ですね」とのコメントが添えられたりしますが、どんな備えが必要だと思われますか?


竜巻が持つ、力の大きさについて、今回あらためて調べてみたのですが、その勢力・破壊力は、私の想像を遥かに超えるのものでした。



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具体的には、


2013年の埼玉県越谷市での、(竜巻の被害状況から推定される)竜巻の最大風速は50m/秒〜69m/秒で、これまでの国内最大級といわれた、2012年のつくば市では、70m/秒〜92m/秒でした。


対して建築基準法で想定している台風などの最大風速は(厳密には値の計測平均が異なるので、単純な比較はできないのですが)、地域により30m/秒〜46m/秒の範囲です。


当初は、建物の構造強度を増せば、それなりの効果を得るのではないかと思っていたのですが、何しろこの勢力の大きさです。調べるほどにわかったのは、現実的に竜巻による被害を完全に防ぐことができる構造物は、地下室やシェルター(市販されてはいます)しか存在しない、ということでした。
 

鉄筋コンクリート造ならば、鉄骨造や木造のように建物が吹き飛ばされる心配はなく 「より安全」 ではあるものの、割れて筒抜けのガラス窓からの飛来物など、充分すぎるくらいの注意が必要のようです。



では、竜巻に対して、どのように備えればよいのでしょうか?


わたしが思い至った、竜巻に対して今すぐにできる効果的な備えは、


・避難場所をあらかじめ決めておくことや、
・身を守るための行動を整理しておくことなど、



どちらかといえばハード面よりもソフト面に関する備えです。気象庁発行のリーフレット
「竜巻から身を守る〜竜巻注意情報〜」 には、屋外、屋内での竜巻からの身の守りかたについて、具体的に記されています。ぜひ、ご一読をお薦めします。


余談ですが、万一避難のタイミングが遅れたときの緊急避難用ピットを家のなかに設ける方法は、実際の避難を想像したとき、相応に有効なのではないかと考えています。実施には多方面の検討が必要でしょうが、2〜3アイディアもあるので、これを機に継続して取り組んでみようと思っています。

 
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なんだかむやみに不安を煽るばかりになったかもしれずで、申し訳ないです。実際に竜巻にピンポイントで遭遇することは、確率としてはかなり低い部類に入るようです。


ですが、国土技術政策総合研究所による、
つくば市での竜巻被害の報告書 を読むと、せめてもしものときにどう行動すべきかくらいは考えておいたほうがよいとも思います。さしあたって私は、自宅にいるときの緊急避難場所を決めました。

 
| 1:住宅の構造強さ | 09:00 | comments(0) | - | pookmark |