渡辺浩二設計室 別館 

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防犯について
          
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家に求められる機能のひとつに、雨や風や雷などの自然の環境から身をまもる、たとえるならシェルターのような機能があります。


はるか遠い昔に私たちの祖先は高い木の上での暮らしから、環境の変化で森が減ってやむなく地上に降りて生活をはじめたのだそうで、そのころ住まいのまわりにはトラやライオンやオオカミなどの肉食獣がうろついて、絶えず身の危険にさらされていたそうです。

 
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現在では、もちろん家のまわりを肉食獣がうろつくことはありませんし、私が幼い頃には(田舎だったからかもしれませんが)、戸締りについての意識はあまりなかったようです。


が、現在では防犯の意識はもはや必須で、弊社のある境港、そして鳥取県は都会に比べればのんびりしたイメージで、窃盗などにも縁がなさそうですが、いやいや、しらべてみるとそうでもありませんでした。


鳥取県警さんの資料によると、鳥取県内の平成22年の住宅対象の侵入窃盗(空き巣、忍び込み、居空き)は253件でした。侵入口の種類は玄関・窓・勝手口・ベランダなどさまざまですが、侵入方法についてはその8割以上が 「施錠されていないところからの侵入」 となっています。うーむ。

 
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建築基準法には防犯に関して、特に規定はありませんが日本住宅性能表示基準には防犯性能の項目が定められています。開口部の大きさと位置によって侵入可能な開口部を選定して、ガラスや錠や面格子などの対策を講じていることが性能表示の基準となっています。


しかし、住宅への侵入の8割以上が施錠されていない窓やドアなどからならば、施錠されたかどうか、モニターなどでチェックできる仕組みがあればいいのにと思って調べてみたら、民間セキュリティ会社さん に、そうしたシステムがあるようです。

 
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ゆくゆくは携帯電話機からの操作で、その家の戸締りのすべてが可能になったりするのかもしれません。過剰な動力や機械や物性に頼る家づくりの考え方は、正直なところあまり好きではありませんが、ハンディキャップやヒューマンエラーを補ってくれるような技術の進歩には諸手をあげて大賛成です。


家づくりにおける、建物の仕様に関することがらについて、ここまで記してきました。次回は、工事種別が新築ではない場合、リフォームやリノベーションなどの改修工事について、その特徴を整理します。

 
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