渡辺浩二設計室 別館 

30分(くらい)で読める 家づくり資料室
<< May 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS
<< 家ができてゆくシステム「お金の流れ編 1」 (コストから逆算したプランニング その4/11) | main | 家ができてゆくシステム「総論」 (コストから逆算したプランニング その2/11) >>
家ができてゆくシステム「材料と人編」 (コストから逆算したプランニング その3/11)

家ができあがってゆく過程は、シンプルにいえば、


「材料を人の手(と機械)で加工して組み立てる」作業の繰り返しです。


住宅(建築工事)は、分業制でつくられてゆきます。今回は、分業制が、それぞれどのような「業」に「分かれているのか」をご紹介します。


Img_2ab40ddcbcd14a9f846c45e54060fe0d

まずはパート1、専門工事業者、「職方、職人さん」とも呼ばれます。


基礎工事、大工工事、左官工事などそれぞれの専門分野に分かれて、実際の工事をおこなう方々です。オーケストラにたとえるならば、バイオリンやフルートやチェロなど、映画ならばカメラさんとか音声さんなどの、実際に音を奏でたり写したりする「実働部隊」に相当します。


一般的な住宅では、およそ25業種の専門工事業者たちが、それぞれの部署に分かれて工事をおこないます。


続いてパート2、現場管理者です。


工事期間中、タイミングによっては5〜6業種の職方が同時に現場入りすることもあります。それぞれの作業に無理が生じて品質を落とさないように、そして設計者の意図が的確に実現されるために、現場に陣取って工事全体をコーディネートするのが現場管理者です。オーケストラの指揮者、映画での監督にその役割が例えられることもあります。

 
Img_ed441c771c2834c200125f2f2860cea0

あっけないかもしれませんが、早くもここでもう結論です。


住宅の現場での分業制とは、おおきな括りで言えば、


(1)専門工事業者、
(2)現場管理者、それと

(3)材料


の3つの要素が、必要な全て
です(設計図書が整っていることが前提です)。


楽譜、楽器、演者と指揮者が揃えば演奏が成立するように、
設計、材料、職方と現場管理者が揃うことが、建築工事成立に必要十分な条件です。 


・(設計図書に基づいて用意された)材料を
・現場管理者のコーディネートのもと、
・各職方が加工することで



家は現実の形を成してゆき、その作業を繰り返すことで完成します。


次に、この3つ(専門工事業者、現場管理者、材料)に、お金(コスト)がどのように配分されてゆくのかを見てみましょう。

 
| 6:プランとコスト | 17:00 | - | - | pookmark |